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九品仏 [東京散策]

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自由が丘に買い物に出かけたついでに九品仏浄真寺に参詣してきました。
九品仏駅は東急大井町線で自由が丘駅の隣にあります。
というか開業当時、自由が丘駅は九品仏前駅といったそうです。
 
写真は仁王門の仁王です。 
九品仏 061.jpg
九品仏駅を降りるとすぐ総門に続く参道となります。
黒松の並木となっており立派です。
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総門を抜け仁王門に至る道筋には地蔵が散在しており、山道を散策する雰囲気です。
この段階で「なかなかすごいお寺だぞ」が感想です。
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仁王門も風格があります。
 
浄真寺は第四代将軍家綱から寺地を貰い受け開かれたそうです。
三代家光、五代綱吉は印象深い将軍ですが、家綱は影が薄いと思いませんか。
何をした将軍なのか良く知りませんでしたが、こんなことしていたのですね。
ということで浄真寺は当然のことながら浄土宗のお寺です。
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本堂と向かい合う仏堂が三つあり、それぞれに3体の合計9体の阿弥陀如来像が安置されています。
それで九品仏なのですね。
九品仏 048.jpg
阿弥陀如来は人間を信仰心の深浅や日頃の行いの善し悪しなどにより9つの段階に分けるとされています。
まず上品、中品、下品の三段階に分け、この三つをそれぞれ上生、中生、下生に細分し、上品上生から下品下生の9つに分類されます。
人の臨終時、阿弥陀如来は、その人にふさわしい印を結んで来迎するといわれています。
それを来迎印といいます。
写真の阿弥陀如来は上品上生を示す定印を結んでいます。
九品仏 018.jpg 
こちらは下品上生の印を結んだ阿弥陀如来像です。
ちなみに下品は「げひん」と読んでいけません。
「げぼん」と読むのだそうです。
もっとも上品(じょうひん)、下品(げひん)は、この「じょうぼん」「げぼん」に由来するのですが。
 九品仏 029.jpg
ついでに「中品」の来迎印を紹介しておきます。
薬指と親指で輪を作っていますね。
これは「中品下生」の印となります。
人差指と親指で輪をつくれば「中品上生」、中指と親指で輪をつくれば「中品中生」の印となります。
あなたが臨終の際にお迎えに来られた阿弥陀様の手を見れば、人間としてどのような評価を受けたかが判る仕組みです。
覚えておいてくださいね。
 
来迎印については、平安初期は上品上生印をむずぶ阿弥陀如来像が多く造られましたが、
平安後期から鎌倉時代以降には下品上生印の像が増えてきます。
像の発願者の認識の変化でしょうか。
楽天的な発願者が多かったのが、時代とともに内省を深めた人が増えたのか、悲観的な人が増えたのか。
殺伐たる武士の台頭と関係がありそうな気がします。
 
 
知っておきたい仏像の見方 (角川ソフィア文庫)

知っておきたい仏像の見方 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 瓜生 中
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 文庫
九品については、ほぼ、この本の受け売りです。
 
 
 
 

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