さくら(井の頭公園) [東京散策]
今年の花見は井の頭公園です。
さくらは水辺が似合います。
千鳥ヶ淵のさくらもいいですが、井の頭公園のさくらも、良いです。
池に枝を張り出したさくらが、池を縁取るように連なるさまは、絶景です。
井の頭弁財天です。
歌川広重の浮世絵「名所雪月花・井の頭の池 弁財天の社雪の景」に描かれているお社です。
鎌倉時代末に新田義貞と北条泰家の戦いの際に焼失したものを、家光が再建したと伝えられます。
「家光公御切付旧蹟」と公園案内図に載っていました。
弁財天の近くです。
碑面の文字がよく読めません。
とりあえずの解釈、
「鷹狩りに来た家光が、獲物が得られず、立腹して近習に切り付けた現場です。」
帰宅後、調べた結果、
「井の頭」は家光の命名です。
その名を家光自ら、小柄で弁財天傍のこぶしの木に刻んだというのが碑のいわれだそうです。
決して殿のご乱心の跡ではありません。
碑の脇に説明板を掲げてもよさそうに思いました。
家光が何に切り付けたのか判るように・・・・、
弁財天、近くの茶店で一休み。
井泉亭は、井の頭公園で一番古い茶店だそうです。
食べたのは「田舎しるこ」、岸朝子の「五つ星の甘味処」にも載っています。
甘さ抑え目の美味しい「田舎しるこ」でした。
焼き目の入ったお餅も良い感じです。(お餅、沈んで見えませんが)
池畔を散策していると、枝を長く張り出した古木が多いことに気づきます。
カメラを引くと、宴会たけなわの群衆が入ってしまうので、アップで撮影することになります。
池の中ではボートが渋滞状態になっていました。
一、二艘が浮かんでいるのは風情がありうそうですが、これだけ多いと、
ボート、余分です。
神田川の水源は井の頭池です。
井の頭池の池尻、ひょうたん池から水門を経て、水が流れ出ています。
弁財天には石造の鳥居があったそうですが、明治初めの「神仏分離令」により、撤去され、ここの水門に転用されたそうです。
弁財天、御堂の脇の狛犬は難を逃れたのでしょう。
2014-04-05 20:05
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私は、千鳥ヶ淵でお花見をしましたよ!
by nimonimo (2014-04-29 00:29)