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鮎を食う(郡上八幡) [東京以外散策]

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夏休みを利用し、故郷に帰りました。
長良川の鮎を食べたいと思っています。
先日、中野の居酒屋で食べた鮎の塩焼きが引き金となっています。
鮎の別名を香魚といいます。
中野の鮎は香魚のイメージとは少し距離があったようです。
 
郡上・江戸東京博物館 0031.jpg
いつものお店で頼んだのは、鮎の塩焼きとうな丼です。
車の運転がありますので飲み物がお茶なのは、すこし残念ですが、
今は見かけることが少なくなった水屋箪笥が飾られる店内を眺めながら、
鮎の塩焼きを待ちます。 
郡上・江戸東京博物館 0081.jpg
待望の鮎の塩焼きです。

『鮎は水が清くて、流れの急な、比較的川幅の広い川で育ったのでないと、発育が十分でなくて、その上、味も香気も、ともによくない。これが鮎のよしあしを決定する大体の条件である。』(「魯山人味道」鮎を食う)
北大路魯山人の言葉です。
我が故郷の長良川も、支流の吉田川も十分な条件を備えています。
魯山人は続けて「塩焼きが一番、香気がぬけなくて良い」と言っています。
そのとおりと思います。
さすが天然の鮎、香りもあり、旨かったです。 

郡上・江戸東京博物館 009.jpg
うな丼です。
このボリューム感、この照り具合、匂いをお伝え出来ないのが残念です。
絶品の味わいでした。
焼き方は直焼き ですね。
北大路魯山人が何と言おうと鰻は直焼きに限ると思います。

『次にうなぎの焼き方であるが、地方の直焼き、東京の蒸し焼き、これは一も二もなく東京の蒸し焼きがよい。』(「魯山人の食卓」鰻の話)などと、けしからんことを言っています。
『私は京都に生まれ、京都に二十年育った』とも言いながら、あまりにもひどい言いようではないですか。



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ちなみに、いつものお店とは美濃錦といいます。
 

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