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秋の奥美濃 [東京以外散策]

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父の七周忌のため、実家の郡上市に行っていました。
山々は晩秋のいろどりに染まっていました。


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途中、
しばらく食べていない「きしめん」を無性に食べたくなって、新幹線の中での弁当はがまんします。
名古屋駅には各ホームに立ち食いのきしめん屋があります。
これしかないでしょう。

写真は、昭和30年代の立ち食いきしめん屋の店頭風景です。

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新幹線ホームに降り立ち、きしめん屋に向かいます。
ホーム両端に店がありますが、大阪方面寄りの「住よし」が人気店のようです。
行列ができていました。
ホームの立ち食い店で行列に並ぶことになるとは思いもよりませんでした。

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食べたのは、これです。
行列に並んだ反動で、大盛りに稲荷寿司2個を付けてしまいました。
麺の上で踊るかつお節の香りが食欲をそそり、期待どおりの味でした。

・・・とは、いっても立ち食い屋のきしめんですから、過度な期待は禁物です。
念のため、「普通においしい」と言っておきます。

名古屋のきしめんと言えば、錦にあった「三好屋」を思い出します。
ここのきしめんが絶品でした。
ビルのなか、飲み屋街の奥にあるこじんまりとした店でした。
麺の薄さが際立っており、喉越しがよく、あっという間に一杯が空になってしまいます。
2杯位を注文しないと、お腹と口が満足しないような、食べごこちでした。
最後に食べたのは十数年前ですが、いつの間にかお店は無くなっていました。
谷崎潤一郎もファンだったそうです。
・・・とんだ、寄り道をしました。

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法要のあと、墓参しました。
父の墓は山の中腹にあります。
眼下に街並みを望み、小駄良川を挟んで向かい合う山には八幡山城と、絶景のロケーションです。
墓石を背にして振り返ると、秋の空を背景にして小さな天守閣が、山頂にちょこんと乗っていました。

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帰り道に入手した「どぶろく」です。
「奥の奥」とは、
長良川の支流を遡り、川の上流、これ以上「奥」はない、という場所に蔵元があるという意味だそうです。

どぶろくは火入れをして発酵を止める工程しないものが多いです。
したがって、キャップには発酵による圧力を抜く穴があいています。(写真:キャップの白い円形部分です)
にごり酒は粗い布で濾されています。
どぶろくは濾過をしません。
「搾らず、濾さないもろみの酒」です。
呑み進むと、酒瓶の下の方ほど米粒のつぶつぶ感が増し、お粥のような食感になります。
確実に酔っぱらいますが。 

ごちそうさまでした。

 

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