暑気払い [東京散策]
サンプラザ前で行われている、チャンプルーフェスタを覗きに行ってきました。
オリオンビールを飲みながら、エイサーなど見物していました。
オリオンビールを飲みながら、エイサーなど見物していました。
若い人たちは、元気ですが・・・・・、
お昼が近づくにつれて、暑さに耐えきれなくなってきました。
ビールを飲んだにも拘わらず、にです。
ビールを飲んだにも拘わらず、にです。
中野北口、狸小路の蕎麦屋「さらしな」に、涼を求めました。
玄関の氷の幟が気を引きます。
二階の座敷に通され、凍結酒で喉をうるおし、身体の火照りをさまします。
ぐぃと。
凍ったお酒をかき混ぜ溶かしながら、さらに、ぐぃ~と。
火照りは治まらず、テンションが上がります。
玄関の氷の幟が気を引きます。
二階の座敷に通され、凍結酒で喉をうるおし、身体の火照りをさまします。
ぐぃと。
凍ったお酒をかき混ぜ溶かしながら、さらに、ぐぃ~と。
火照りは治まらず、テンションが上がります。
格子戸越しに、緑などが眺められて、中野北口らしからぬ風景です。
注文の品が出るのが楽しみとなります。
ところで、この店の先代は、江戸時代の蕎麦の百科事典「蕎麦全書」の校註者であり、蕎麦の研究家でも有名なのだそうです。
この新島繁氏がこの店の創業者です。
写真は「三色そば」です。
左からレモン切り、笹切り、田舎そばです。
こちらは「うどんもり」です。のど越し良く、美味かった。
「ソバは人を狂わせるものらしい。落語にもいくつかソバを媒(なかだち)にした物狂いの滑稽談があるが、ソバは病みつきの通をつくるだけでなく、研究者までつくる。物狂いとか数寄こそ文化というものなのである。ウドンにはざんねんながら、そんな鬼気がない。」(司馬遼太郎「赤坂散歩」)
注文の品が出るのが楽しみとなります。
ところで、この店の先代は、江戸時代の蕎麦の百科事典「蕎麦全書」の校註者であり、蕎麦の研究家でも有名なのだそうです。
司馬遼太郎の「街道をゆく33」、赤坂散歩にその名が出てきます。
「私は、日本文化の一側面は物好きの文化であったと思っている。
そのことが、江戸文化を大転換させて、明治の近代化を成功させた最大の要因だと思っている。
ついてながら儒教一色の朝鮮では、物好き文化が発展しなかった。
物好きや、そのことを書いた本など、聖賢の教えからすれば邪道なのである。
ソバについても、江戸時代の研究や文献が多い。たかがソバである。これが前科学の一現象であったといっていい。」
との文章に続いて江戸のソバ研究書を幾つか挙げています。
「ソバについての名著というべきものは、江戸の住人日新舎友蕎子(にっしんしゃゆうきょうし)という人が寛延四年(1751年)に書きあげた稿本「蕎麦全書」だそうで、私は原本を知らない。
いま、新島繁氏の校註による「蕎麦全書」が公刊されているから、それによって右の稿本を読むことができる。」
「ソバについての名著というべきものは、江戸の住人日新舎友蕎子(にっしんしゃゆうきょうし)という人が寛延四年(1751年)に書きあげた稿本「蕎麦全書」だそうで、私は原本を知らない。
いま、新島繁氏の校註による「蕎麦全書」が公刊されているから、それによって右の稿本を読むことができる。」
と、「蕎麦全書」について紹介し、その校註者について、「よき江戸時代の末裔といっていい。」 と書いています。
この新島繁氏がこの店の創業者です。
いやがうえにも、蕎麦に期待が高まります。
写真は「三色そば」です。
左からレモン切り、笹切り、田舎そばです。
レモン切りはレモンの香りがしました。
ソバツユも美味しいツユです。
ソバツユも美味しいツユです。
こちらは「うどんもり」です。のど越し良く、美味かった。
「ソバは人を狂わせるものらしい。落語にもいくつかソバを媒(なかだち)にした物狂いの滑稽談があるが、ソバは病みつきの通をつくるだけでなく、研究者までつくる。物狂いとか数寄こそ文化というものなのである。ウドンにはざんねんながら、そんな鬼気がない。」(司馬遼太郎「赤坂散歩」)
- 作者: 日新舎 友蕎子
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 単行本
街道をゆく〈33〉奥州白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文芸文庫)
- 作者: 司馬 遼太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞
- 発売日: 1994/02
- メディア: 文庫
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