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名古屋城本丸御殿 [東京以外散策]

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炎天の中、名古屋城まで来ています。
平成21年から本丸御殿を復元工事中で、その一部が完成し、今年の5月から公開されています。
御殿見学です。

東門から二の丸を経て、本丸に向かいました。
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本丸に向かう途中に早くも関門に行き当たりました。
「名古屋城名物軍配五平餅」の立て看板、赤い暖簾には「名物みたらし団子」のあざやかな文字が躍っています。
さすが天下の堅城だけあって、まっすぐには本丸に向かわせて貰えません。
やむを得ず、一休み。

みたらし団子はたれが甘くなく、しっかりと焦げ目がありおいしかったです。
腹ごしらえもできたので、再出発です。

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名古屋城の本丸御殿は慶長20年(1615年)徳川家康によって建てられました。
国宝にも指定されていた建造物でしたが、昭和20年5月の空襲で天守閣とともに焼失しています。

天守閣は昭和34年に再建されています。
しかし本丸には礎石が残る空間がポッカリと開いたままでした。
平成21年復元工事が始まりました。
平成30年の全体完成を目指し工事が続いています。

写真は完成なった玄関車寄せです。

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現在、玄関部分と表書院部分が完成、一部公開されています。
第1期公開と呼ばれています。
平成28年には第2期公開、平成30年の全体公開と予定されています。
新築マンションの内覧会みたいなものですね。

早速、なかを案内します。
庶民(一般観覧者)は正面玄関からは入れてもらえません。

建物横の入り口から入ります。
家老などの控え間となる板敷き部屋を通りぬけ、いま玄関と続く廊下にいます。
檜の香りが漂う空間でした。

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どうです、豪華でしょう。
まだ表書院ではありません。
ここは玄関の内です。
さきほどの車寄せから入った来客は、まずここに通されて案内を待ちます。
「一の間」と言います。
玄関脇の待合室といったところでしょうか。
豪華さも然ることながら、広さ18畳もすごいですね。
18畳の待合室です。
「一の間」ということは当然「二の間」があるということです。
こちらはさらに広く28畳ありました。

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表書院、上段の間です。
金箔の貼られた襖は、薄暗い照明のなかで鈍くひかり、けばけばしい印象ではありません。
谷崎潤一郎が「陰影礼賛」で言っている通りです。

表書院は、接客、儀式のための空間ですので、更にきらびやかな造りとなっています。
折上格天井で一段と高い天井となっています。
上段の間18畳に続き、一の間(24.5畳)、二の間(24.5畳)、三の間(39畳)と続きます。
なにか、広さを数えてばかりいるようですが。

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付け書院から上段の間を覗き込んだ様子です。
本来であれば、覗きこむなど無礼と言われそうなアングルからの眺めです。

さて、今回の見学はここまでです。
本丸住人の居住空間がこの先に続くのですが、未完成、未公開でした。

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平成30年までまだまだ工事が続きますが、完成のあかつきには再度見学に訪れたいと思います。
工事に従事する皆様の健康と活躍を祈りつつ、名古屋城を辞去いたしました。

・・・あ、帰りには「軍配五平餅」を食べました。
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