神田祭 [東京散策]
土曜日の神幸祭はあいにくの天気でした。
今日は5月らしい天候に恵まれました。
神輿宮入を見物に行きます。
神田神社は江戸の総鎮守府です。
江戸時代、神輿や山車の祭礼行列は江戸城内に入り、将軍や御台所が見物しました。
神田祭が天下祭と呼ばれる所以です。
大祭は2年に一度の行事ですが、前回は東日本大震災のため、中止となっています。
4年ぶりの神田祭ということになります。
4年ぶりの神田祭ということになります。
かつて祭礼行列の中心は山車でした。
明治に入り、通りを電線がよぎるようになると、、山車の巡航に支障をきたす様になります。
祭礼行列の主役は神輿に替わりました。
神輿のほうが勇ましくて、江戸っ子らしい祭の気がします。
昨日と違い、今日は気温が高い一日でした。
目いっぱい汗臭い画面となりました。
手古舞です。
右手に金棒を持ち、左手に名前の入った提灯を掲げます。
ズリズリと金棒を引きずりながら数歩歩き、立ち止まって金棒を突き、ジャランと鳴らします。
ズリズリ、ジャラン・・・
ズリズリ、ジャラン。
一向に舞う気配はありません。
手古舞は、山車の前の警護をしたとび職のことを指したそうです。
彼らの扱う鳶口を梃子といい、山車の前に立って警護にあたるため、「梃子前」と呼んだそうです。
やがて、梃子前の姿を真似た女性に替わります。
「手古舞」は当て字で、別に踊りを踊るわけではないそうです。
当て字は結構ですが、余計な期待を持たせる字は使用しないで欲しいです。
名前が一目瞭然なのは明快でよろしい。
ところで、神田祭は女神輿の元祖でもあります。
須田町中部町会の神輿は女神輿の元祖です。
女性の活躍が見られるお祭りはいいですね。
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