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粉雪まいちる小樽の駅に(小樽の街・表編) [東京以外散策]

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小樽駅に着きました。
駅前に伸びる通りは下り坂で、その先に日本海が広がります。
「粉雪まいちる小樽の町に・・」は昭和40年代に流行った「小樽のひとよ」の歌詞です。
私の場合は「小雨ぱらつく小樽の町よ」でした。

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元日本銀行小樽支店の建物です。
日銀の建物がある通りは「北のウオール街」と言われました。
1920年代前半までは札幌の人口を凌ぐ道央最大の都市でした。
日銀の支店はもとより、三井、三菱、安田などの大銀行の支店が立ち並ぶ北海道の金融街がここ小樽にありました。
日銀の建物は今、金融資料館となり、日銀支店は札幌にあります。
昭和30年代には都市銀行の支店も札幌に移転しました。
レトロな建物だけがこの通り一帯に残されています。
それらはレストラン、ホテルなどの店舗とて活用され、観光スポットの一角となっていました。
この通りをさらに海側に下ると小樽運河に突き当たります。

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最大の観光スポット小樽運河です。
雨は止み、青空が見え始めました。
大正初期に港の荷揚げ作業を容易にするため建設されました。
運河沿いに倉庫が並びます。

小樽は幕末から明治までは北前航路の港として栄えました。
日露戦争後は、樺太、満州との交易港の役割を果たします。
商業が盛んとなり、町が栄えたのは当然の成り行きです。

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小樽の倉庫群の特徴は石造りです。
構造躯体は木造ですが、外壁は軟石(凝灰岩)です。
窓には鉄製の防火扉が付いています。
屋根は瓦葺、棟には防火の象徴シャチが乗っています。
明治期、大火が多かったようです。

今は横浜の赤レンガ倉庫同様、多くが飲食店や土産や工芸品を売る店舗として利用されています。

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小樽運河から海沿いに南小樽駅方面に向かう堺町本通りです。
ここは明治期の小樽の中心街です。
道の両側に当時の商店の建物が残っています。
人通りが多い観光スポットです。

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こんな感じです。
ガラス工房や、オルゴール屋さん、海鮮丼の店、アイスクリーム、チョコレート、
その他お菓子やお土産のお店がひしめいています。
もちろん観光客もひしめきます。

街を歩いていて、石造りの重厚な建物が多いの驚きました。
小樽が商都としていかに繁栄していたかを偲ぶことが出来ました。

このへんで「小樽の街・表編」を終わりにします。
「裏編」へ行く前に、次は「小樽で食べたもの」の紹介をしたいと思います。
小樽は市内各所にある市場、寿司屋通りなど興味がある食べ物スポットも多い町です。


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