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甲府へ [只今出張中]

山梨 002.jpg
会議のために山梨の研修所に放り込まれることになりました。

という訳で、甲府まで列車の旅です。
八王子を過ぎると列車は山の中を走ります。
大月を過ぎて、塩山に近付くと眼前に甲府盆地が広がります。
線路は高い位置を走っています。
盆地の風景を眺めおろすことになります。
手前の斜面に葡萄畑が広がり、田畑の広がる空間の向こうには盆地を囲む山々が見えました。

北へ大きくカーブをとりながら、盆地の底の甲府へ列車は進みます。
これから、一泊二日の収容所生活が始まります。

山梨 007.jpg

甲府駅に到着しました。
駅前では、床几に腰かけたオジサンが出迎えてくれます。
「おう、よう来たな~」

駅前からバスで人里離れた研修所へ向かいます。
周りの山々は自然の峻険さを感じさせますが、
車窓からの盆地の光景は、人手が加わりよく管理された田園を感じさせます。
信玄以来の時の積み重ねが目の前に広がっています。

武田信玄という武将の性格について司馬は次のように書いています。
「かれは当初、甲斐という、峻険と急流の多い土地から米の獲れ高をふやそうとし、治山治水の土木事業をさかんにおこなった。信玄はその事業からみても、半ば農業土木家であったということができる。」
(「街道をゆく」佐渡 国のなかみち・小木街道)

山梨 015.jpg

朝日を浴びる富士山です。
研修所での朝を迎えました。
 

この眺めが、今、山梨にいることを実感させてくれます。

山梨 026.jpg

甲府駅まで戻り、駅前でワイン牛の串焼きをほおばり、「ほうとう」を食べ、、帰途につきました。

写真は夜の甲府城です。
信玄時代のものではなく、江戸期の築城です。
城主では柳沢吉保などが有名ですね。

幕末には近藤勇の甲陽鎮撫隊が甲府城占領を企図しますが、一足先に板垣退助率いる官軍が入城します。
勝沼あたりで官軍と交戦し、鎮撫隊は敗走しました。
近藤勇の夢見た「甲州百万石」は潰えます。
近藤が本当にそう思っていたのか、唯、死に場所を求めていたのかは分かりません。


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