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きんとん(日本橋 神茂) [食べ物]

豆きんとん 002.jpg

正月が近づいています。
私の正月に欠かせないのは「きんとん」です。
かつ、「豆きんとん」でなくてはいけません。
栗きんとんは妙に上品ぶっていて嫌いです。
ここ数年は、日本橋室町の神茂のきんとんが気に入っています。
・・・という訳で日本橋まで出掛けました。

「朝の魚河岸、昼の芝居町、夜の吉原、一日千両の落ちどころ」
と言われた魚河岸は関東大震災までは日本橋にありました。

豆きんとん 004.jpg


蓋を取ってみました。
美味しそうでしょう。
ちなみに、この外箱を我が家では頂いた年賀状入れに使っています。
外側は黒、内は朱に塗り分けられた箱は文箱の雰囲気があります。

神茂は蒲鉾、はんぺんなどの練り製品のお店です。
室町周辺には「鮒佐」(文久2年創業)、「にんべん」(元禄12年創業)「山本海苔店」(嘉永2年創業)などの老舗が多いですが、いずれも海産物に関連するお店ですね。
きっとここに魚河岸があった名残でしょう。

待乳山聖天 037.jpg
三越のある中央通から「むろまち小路」に入ってしばらく歩くと神茂の本店がありました。 
「神茂」の創業も明暦年間まで遡るようです。
江戸期から蒲鉾、はんぺんを作り続けてきた店です。
正月前には「かまぼこ」も売りますが、「きんとん」や「二色玉子」、「黒豆」などを売り出します。
無事、「豆きんとん」も買えて満足です。

待乳山聖天 039.jpg

「きんとん」と「昆布巻」を買い求め店の外へでると、時の経過を感じさせる建物が目に入りました。
「中華料理大勝軒」との看板が気になりましたが、既に昼食を澄ました後でした。

帰宅後、調べたところ、創業80年を超えるお店と知り、残念な思いがつのります。
もちろん、池袋の「もりそば」の大勝軒とは系統が違います。
かつてあった人形町の大勝軒の流れを組むお店だそうです。

待乳山聖天 042.jpg

さらにその向かい側、「鳥萬」の看板があるお店です。
ここも、なにやら歴史を感じさせる店構えです。
鳥問屋だそうです。
かつての魚河岸には鳥を扱う店もあったそうですから、日本橋魚河岸時代からの伝統のあるお店のようです。


徐々に正月を迎える準備が整っています。


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