奇蹟の十四カ月(台東区竜泉三丁目) [東京散策]
兄、父を失い、戸主になった樋口一葉が商売で一家の生計を立てようと、本郷から竜泉寺町の転居してきたのは明治26年7月20日のことでした。
小説一本で一家を支える道を断念した結果の選択でした。
しかし、商売はおもわしくなく、やがて行き詰まり、店を畳んで、本郷に転居してしまいます。
一葉が竜泉寺町に住まうこと、わずか10カ月のことでした。
一葉が竜泉寺町に住まうこと、わずか10カ月のことでした。
今ここに、一葉記念館があります。
写真は、一葉記念館に展示の龍泉寺における住まいです。
一葉の商いは荒物と駄菓子でした。
一葉の商いは荒物と駄菓子でした。
店舗の障子に「あらもの、だがし」の文字が書かれ、店内には商品が並べられています。
二軒長屋の隣は車屋、右隣は酒屋となっていました。