伝通院は、家康の生母、於大の方の院号です。
無量山寿壽経寺という小さなお寺であったのが、於大の方の菩提寺となることにより徳川家の庇護を受けます。
写真は現在の表門です。
江戸時代の表門は春日通りあたりにあり、ここは中門になります。
江戸切絵図では、表門から中門の間には、「寮」と記載された数多くの区画が確認できます。
浄土宗関東十八壇林として学僧の修行場となっていました。
切絵図で当時の隆盛を知ることができます。
切絵図を仔細に眺めると、中門の左手に大黒天との記載があり、隣接して処静院と書かれた塔頭が確認できます。
幕末の、「浪士隊」発足の地です。
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