池上本門寺 [東京散策]
房総半島は、砂浜が続く九十九里のイメージは強いですが、勝浦から鴨川に続く海岸線は「おせんころがし」(*1)と呼ばれる断崖が続きます。
千葉勤務時代、その海岸線を車で走っている時、誕生寺の存在を知りました。
日蓮生誕の地(*2)に建つお寺です。
今日は池上の本門寺に来ています。
日蓮、終焉の地です。
境内の五重塔は慶長13年(1608年)建立の重要文化財です。
(*1)おせんころがし:この地方の豪族の娘「おせん」の話です。村人をくるしめる強欲非道の父親をいさめようとするが、かなわず、断崖から身を投げたという言い伝えがこの断崖の通称なっています。
(*2)誕生寺:1276年(堅持2年)、日蓮の生誕地に建てられた寺です。元禄16年の地震により、生誕地は海底に沈みましたが、その後、現座地に移転し続いています。