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山陰道の水都松江から [只今出張中]

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この一週間ほど、松江、米子へ出張していました。
松江は山陰道の水都といわれる松平家の城下町です。
出雲空港からホテルにチェックインしたのは夕刻でした。
仕事は翌日からの予定で当面することがありません。
夜の松江を歩いてみました。 
ライトアップされた松江城です。
松江藩松平家の初代は家康の孫、直政。
大阪夏の陣が初陣で、真田丸を攻めた人物ですが、松江の殿様といえば茶人として有名な松平不昧公でしょう。
松江は風流大名不昧公にふさわしい落ちついた街でした。  
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お城では、この時期、神在月「水燈路」というイベントが行われていました。
 
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絵やメッセージが書かれた灯篭が城内に飾られています。
見物客は、灯篭の間を巡り歩いています。
無言で描かれた絵などを鑑賞する静かなイベントでした。
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岡本かの子に「思い出の町」という小文があります。
昭和12年に発表されたこの文章が描くこの町の情景が、今もそのまま当てはまるような松江の佇まいでした。
『大橋を渡る。擬宝珠のついた反りの美しい長い橋で、いま渚伝ひに来た宍道湖と中の海とを通ずる大橋川に架かってゐる。人の往来が繁く、欄干から夜海に釣をしてゐる。』
今はコンクリートの橋ですが、反りの美しさは変わっていないようです。
擬宝珠のついた欄干になっていました。
往来の多さは人から車に変わってはいましたが。
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水都と言われるだけに、水が街の風景を特徴付けています。
『水都松江は市そのものが芸術品である。こんな美しい自然のなかに調和して、よくも繁忙な都市生活が行はれるものと思ふ。物憎いほど伝統趣味に落ちついてゐる。昼見る市内にも縦横に川筋が通じてゐて、門口は往来で、裏口は石段で川へ下りられる家も多い。』(岡本かの子「思い出の町」)
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そぞろ歩きの果てに辿りついたお店です。
「かわばた」の店名が水の町らしいネーミングと感じました。
刺身が美味しかった。
瓦焼きという焼き物もあり、石州瓦を産する島根らしさを感じました。
締めに飲んだシジミ汁も美味しかったです。
宍道湖で獲れるシジミを大和シジミといいます。
宍道湖の塩分濃度がこのシジミの好みにあっていて旨くなるのだそうです。
シジミは淡水でも育ちますが、淡水では旨味成分が溶け出してしまうといいます。
松江米子 040.jpg 
シジミ、旨かった。
さあ、明日から仕事だ頑張るぞ。 

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