さくらさくら [東京散策]
今年は、さくらの開花宣言が出てから、満開になるまで随分と時間が掛ったようです。
この土日が見頃であろうと、見物に出かけました。
千鳥ヶ淵から九段へ、そして外堀通りを歩いてみました。
靖国神社のさくらの標準木です。
背景の能舞台が「和」の雰囲気を醸し出しています。
今回はあえてモノクロームでの撮影を試みてみます。
白黒の桜から、桜色を感じさせるような写真が出来れば良いな、などと思っています。
どうです。
じっと見つめていると、桜色を感じませんか。
千鳥ヶ淵の桜です。
人、人、々の波です。
江戸城の内堀には千鳥ヶ淵のように「淵」の名が付くものと、半蔵濠、桜田濠など「濠(ほり)」の名で呼ばれるものがあります。
淵と呼ばれる堀には、流れ込む水源があり、それを堰き止めたタイプの堀なのだそうです。
(『「水」が教えてくれる東京の微地形散歩』内田宗治)
水辺の桜は美しさが一段と増すように思います。
千鳥ヶ淵が桜の名所となるのもうなずけます。
外堀通りへ出て、新見附橋から撮影した堀端の桜の花です。
外堀通り沿いの桜並木の向こうを中央線が駆け抜けて行きます。
桜は満開なのに、寒い一日でした。
「さくらさくら」の歌謡で歌われている「やよいのそら」はどんな空なのでしょう。
この日は花曇りというよりは曇天でした。
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