早稲田ラーメン紀行 [東京散策]
東京のガイドブックを眺めていたら「やまぐち」というラーメン屋が美味いと紹介されていました。
写真に写ったラーメンの澄んだスープが魅力的です。
お昼はここにしようと決めて出掛けました。
「やまぐち」は西早稲田2丁目にあるので、高田馬場と早稲田駅の中間地点にあたります。
地下鉄の早稲田駅を出て、早稲田通りを西に向かうと穴八幡神社があります。
地下鉄の早稲田駅を出て、早稲田通りを西に向かうと穴八幡神社があります。
鳥居の外から、「味に、はずれはありませんように」と祈って先を急ぎます。
早稲田から高田馬場へ向かう通りのシンボルはかつては古書店でした。
改めて通りを歩くと、古書店の数は減っているように感じました。
ラーメン店の数の増加が目立ちます。
ラーメン店の数の増加が目立ちます。
今回の散策の目的の所為ばかりではないようです。
その数、10や20ではききません。
50から60もあるでしょうか。
50から60もあるでしょうか。
そんなことを考えながら歩いているうちに、「やまぐち」の前に到着しました。
開店まえの時間ながら行列が出来始めていました。
いよいよ期待が高まります。
注文した「特製鶏そば」の写真です。
醤油ダレの鶏100%のスープのラーメンです。
麺もスープと上手く調和がとれていました。
豚と鶏のチャーシューが2枚づつ載っています。
豚のチャーシューは気を衒ったところがないことに感心しました。
葛で包まれた鶏のチャーシューは、鶏肉のパサツキ感を抑えて、良い食べ心地を醸し出していました。
その工夫に驚きました。
カウンターにはコショウなど一切調味料が置かれていないのは、店主の味へのこだわりでしょうか。
満足して店を出て、置き看板に目をやると「ミュシュランガイド東京2015」(注)に掲載されたと書いてあります。
入店時には気付きませんでした。
ミシュランに載るような店の料理には縁が無いと思っていましたが、これでミシュランを開いて、
「ああ、この店はねえ」などと薀蓄を傾ける資格がやっと出来ました。
高田馬場方面に向かって歩くとサッポロラーメンの「えぞ菊」があります。
学生時代は、この近くに下宿していましたので、随分とお世話になった店です。
40年以上続いているお店ですから、味は保証できます。
ただし既にお腹は満たされているので、素通りせざるを得ませんでした。
店頭に行列が出来ているのは、御同慶の至りです。
明治通りとの交差点を過ぎて、しばらくすると早稲田松竹があります。
ここも、昔よく通いました。
ここに灰皿があるので、今は散歩の途中に一服しながらポスターなどを眺めることにしています。
実は映画館と通りを挟んだ向かい側に、しばらく前から気になっている店があります。
末廣ラーメン本舗という店です。
京都駅前にある昭和13年からつづく店の分店なのでそうですが、未だ味わうチャンスがありません。
末廣ラーメン本舗という店です。
京都駅前にある昭和13年からつづく店の分店なのでそうですが、未だ味わうチャンスがありません。
高田馬場駅前、芳林堂の入るビル内で見かけた昭和10年から20年頃の西早稲田界隈の図です。
一軒々の家が書き込まれています。
早稲田通りと明治通りの交差点あたりを撮影してみました。
下宿屋らしい建物が多く書き込まれ、学生街の特徴が窺えます。
末廣ラーメン本舗が京都で屋台営業を開始したころの街並みです。
末廣ラーメン本舗が京都で屋台営業を開始したころの街並みです。
この時代のラーメンの味はどうだったのでしょうか。
地図をながめながら、やっぱり末廣にも行ってみようと決意を新たにするのでした。
「学生街にはラーメン屋が似合う。 」
古本屋の数が減ってきているのが気がかりですが、今回の散歩での実感です。
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