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新潟ストレンジャー [只今出張中]

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今週は、水・木・金曜日と新潟出張でした。
旅と出張は異なるのですが、
出張前の読書のせいで、気分は旅人です。
 
『旅はよく人生の転機になったり、何か特別な意味があるものとしてとらえられることがありますが、それはなぜかと言えば、旅が人を純粋に”見る人”にするのではないかと思います。
私たちの日常は、いつも何かのために考えたり、行動したりしているわけですが、旅に出ると、それがカラッポになる。「何かに役に立つから」とか、功利的な目的に一切かかわりなく、ただ見る人になることができるのです。そしてそれによって普段は見えていないさまざまなものが見えてくるのです。』
姜尚中の「トーキョー・ストレンジャー」のこの文章に、大いに同感した私は、功利的な目的一杯の出張ではありますが、
行程だけは旅人になろうとの気分で出掛けました。 
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ところが、冷たい雨が降る新潟の天候は予想していた以上であり、”見る人”となることを躊躇ぜざるを得ませんでした。
外を歩き回る気分にはなりません。
幸いホテルの下に「ぽんしゅ館」なる施設があり、新潟のお酒の試飲ができます。
ワンコイン(500円)で、おちょこと5枚のコインをくれます。
写真のように並んだ自販機の列から好みの銘柄を選び、注ぎ口におちょこを置いて、コインを投入するというシステムです。
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こんな、感じです。
ここで、軽くウオーミングアップしてから、同行者と夜の町へ出かけます。
少し身体を温める事が出来て、やっと外にでる決意ができました。
ホテルの下にこんな施設があるのは、本当に幸いでした。

・・・ホテルの下にぽんしゅ館があったではなく、ぽんしゅ館の上階のホテルを選んだというのが正確な表現ですが。
この辺、「功利的な目的に一切かかわりなく」とは言い難くなっています。
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出掛けた店で、新潟の味と日本酒を堪能しました。
”見る人”ではなく、完全に”飲む人”になっていますが、
お店の看板が「ここに新潟がある」と言っているので、仕方がないですね。
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新潟湊を偲べる光景を眺め、純粋に”見る人”に徹するつもりでしたが、天候のせいにして、駅前のモニュメントをチッラと見て済ませます。
私の新潟ストレンジャーでした。
 

トーキョー・ストレンジャー

トーキョー・ストレンジャー

  • 作者: 姜尚中
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/06/03
  • メディア: 単行本

 

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