「昭和陸軍謀略秘史」を読む [東京散策]
台風11号が去った途端に、梅雨明けとなり、中野にも夏が訪れました。
中野チャンプルーフェスタは、中野の夏の始まりを告げるイベントです。
サンプラザ前の光景です。
サンプラザも、中野区役所も、
先ごろ再開発された中野セントラルパークも中野四丁目に所在していますが、
このあたり、昔、陸軍中野学校があったところです。
今、 目の前に広がる光景からは、信じられないことですが。
ところで、中野学校って、御存知ですか。
ここはスパイ養成学校でした。
参謀本部第2部第8課の岩畔豪雄中佐が「諜報謀略の科学化」を唱えて提出した意見書で出来上がった組織です。
昭和12年、日中戦争が始まった頃のことです。
昭和12年、日中戦争が始まった頃のことです。
それまで、国家が諜報謀略の教育機関を持たなかったことに不思議さを感じます。
日本人の情報に関する感性が窺える気がします。
日本人の情報に関する感性が窺える気がします。
冒頭の「昭和陸軍謀略秘史」は、岩畔中佐の談話記録を収録した本です。
いま、この本に嵌って、結果として中野学校の痕跡を捜しに、うろつくことになってしまったのです。
ところが、エイサーを踊る若者たち、公園の木陰で憩う親子達を見かけるだけで、
ところが、エイサーを踊る若者たち、公園の木陰で憩う親子達を見かけるだけで、
おどろおどろしいスパイ学校の片りんも見つけることができません。
四季の森公園、パラソルの下でビールをあおり、バーベキューに興ずる若者たちを目にするにつけ、
いまいましい気持ちが湧きあがります。
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