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市ヶ谷柳町界隈 [東京散策]

哲学堂中 007.jpg
菖蒲の花の季節になりましたね。
散歩途中で見かけた菖蒲です。
「花の命は短くて・・・」は林芙美子の言葉ですが、
花の鑑賞はタイミングが大切です。
期間限定商品もタイミングが大切で買いそびれて、後で後悔もしばしばです。
花も期間限定の商品のようなものです。
花のように咲き、散った、期間限定の男たちを偲んで市ヶ谷柳町界隈を散策してみます。

牛込柳町 0171.jpg
訪ねる先は、試衛館跡です。
新撰組局長近藤勇が道場主をつとめた天然理心流の道場跡を目指しています。
新大久保駅から大久保通りを歩き、市ヶ谷柳町の交差点を過ぎ、右手の路地に入ったところです。
いきなり和服の女性に出会い、タイムスリップした気分です。
道場は確かこの先です。

 牛込柳町 010.jpg
路地を進み、更に右手に入り込んだ坂下に稲荷社があります。
このあたり、試衛館があったところと言われています。
ここにあった道場のメンバーが新撰組の中核を成しました。
文久三年(1963年)から慶應四年(1968年)、期間限定で花咲いた一団です。

浅葱色のダンダラの羽織(多分、大丸呉服店製だと思う)で、
京の街を闊歩する新鮮組に想いを馳せています。
・・・と、背後から、カラコロと下駄の音が、響きます。
おっと、またタイムスリップです。

牛込柳町 0261.jpg 
黒ズボン、黒シャツ、全身黒尽くめのお兄さんが下駄を鳴らして歩いていました。
「池田屋事件」以降は、浅葱色の隊服ではなく、黒衣黒袴の衣装が多かったそうですね。
市ヶ谷柳町の坂には、高下駄が似合います。

注:この近くに裏千家の東京の拠点があり、和服姿の女性を良く見かけます。
茶道具の店も多いですね。茶道関係の出版社淡交社も近くです。
黒尽くめの男は正体不明でした。


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