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君はゴジラを見たか(世田谷砧) [東京散策]

世田谷美術館 001.jpg
 
用賀の駅で下車し、砧公園の世田谷美術館へ向かっています。
駅から公園につながるプロムナードは樹木が多く、快適な散歩道となっています。
美術館で開催中の「東宝スタジオ展 映画=創造の現場」観覧が本日の目的です。
そういえば、砧は東宝の撮影所が所在する地でしたね。
さて、何が見られるのでしょう。
 
世田谷美術館 039.jpg
 
東宝は「東京宝塚」の略なのだそうです。
初めて知りました。
砧撮影所といえば、「来なかったのは軍艦だけ」と言われた東宝争議が印象深いです。
占拠した組合員排除のため、アメリカ軍の戦車や戦闘機まで出動した労働争議でした。
これに続く1950年代には映画の黄金期が始まっています。

砧公園は緑が多い、なかなか素晴らしい公園です。
ここは、ここでゆっくりしたい気もありますが、今日は美術館へ急ぎます。

世田谷美術館 013.jpg
 
美術館前に到着しました。
ここのところ、はっきりしない天気が続いていましたが、
久しぶりの散歩日和でよかったです。

世田谷美術館 035.jpg
 
美術館入口に掲示の東宝スタジオ展の案内版です。
特撮用の大プールが写っています。
最近は海戦シーンなどもCGの時代で、こんな大掛かりな設備も不要となってしまったようです。
歴史を物語る写真というところでしょうか。

世田谷美術館 027.jpg
 
「いた!」
玄関を入ると、いきなり目の前にゴジラが出現しました。
入場券売場前のロビーにビル街のセットとゴジラが展示されていました。
なかなか、にくい演出です。 

展示室内は撮影禁止でしたので、撮影できたのはこのゴジラだけでしたが。

世田谷美術館 016.jpg
 
ついでにもう一枚。
破壊されたビルのリアルな表現にゾクッと来ます。

ゴジラは1954年に公開されました。
第1作を見たような気分でいましたが、制作年代を知り、見ていない!と悟りました。
ゴジラシリーズは全部で30作ありますので、
私が劇場で見たのは、その後の第何作目かだったのでしょう。

「ゴジラか、化学兵器か脅威と戦慄の一大攻防戦!」
「放射能を吐く大怪獣の暴威は日本全土を恐怖のドン底に叩き込んだ!」
ポスターの惹句です。

この年に、黒沢明の「七人の侍」も公開されています。
第一展示室はこの二つの制作資料がモチーフとなっていました。
どちらもモノクロ映画であることが時代を思わせますが、
二つの作品のその後の影響力を考えると、 
1950年代が映画の黄金時代であったことが実感できます。 

世田谷美術館 044.jpg
 
たっぷり2時間、観覧しました。
良い映画を見た後のような充実した気分で美術館を出ました。


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