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夏目坂の宴 [東京散策]

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福岡のKが、所用で上京することになり、せっかくだからと、クラス会を行うことになりました。
キャンパスの周辺を散歩して、時間調整を行っています。



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金城庵・・・は、確か最初のクラスコンパの会場であったように記憶しています。
なにしろ、数十年前のことですので、記憶が定かではありません。
お店は健在でした。

早稲田(夏目坂) 036.jpg

法学部の脇を抜けて、南門を出ると、眼の前に高田牧舎があります。
蔦で覆われたファサードを持つ歴史を感じさせる建物でしたが、きれいなビルに変わっていました。

幹事役をしてくれた、Fがキャンパス周辺の会場確保に奔走してくれたそうです。
しかし、高田牧舎、金城庵も予約で一杯だったそうです。
そこで今回の会場は夏目坂の居酒屋ということになりました。

そろそろ、時間も迫ってきましたので、夏目坂に向かいます。

早稲田(夏目坂) 041.jpg

夏目坂は漱石生誕の地です。
「何、僕の故家かね、軽蔑してもらっては困るよ。僕はこれでも江戸っ子だよ。しかし大分江戸っ子でも幅の利かない山の手だ。牛込の馬場下で生まれたのだ。」(「僕の昔」漱石の談話から)

夏目坂下に「Since 1678」の看板を掲げた酒屋小倉屋があります。
漱石の「硝子戸の中」で紹介されてる酒屋です。
「それから坂を下り切った所に、間口の広い小倉屋という酒屋もあった。もっともこの方は倉造ではなかったけれども、堀部安兵衛が敵を打つ時に、ここへ立ち寄って、枡酒を飲んで行ったという履歴のある家柄であった。」

高田の馬場の決闘は元禄7年(1694年)2月11日のことですから、酒屋の創業1678年とは辻褄が合います。
店の中を覗き込むと、ちゃかり「堀部安兵衛」という名のお酒を売っていました。

早稲田(夏目坂) 044.jpg

小倉屋の前から坂を登ってみます。
坂上に、参道の奥に重厚な山門を持つお寺がありました。
浄土宗の来迎寺です。
江戸名所図会にも紹介されているといいます。

さて、再び坂を下り、宴会場に向かいます。

早稲田(夏目坂) 008.jpg
 
宴会の写真は省略です。
みんな、いいおっさんになっていて、きれいな絵にはなりそうもありません。・・・ので、

写真は二次会に寄った、源兵衛です。
この店も健在でした。
店の前に吊るされた縄のれんも昔のままでした。
ここのシューマイが美味しいのです。

このあと、高田馬場まで早稲田通りを歩き、散会しました。
 

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