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青梅を歩く(まつり二題①) [東京散策]

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塩船観音寺は、青梅線の河辺駅から歩いて30分強の道のりでした。
寺域を取り囲む山のつつじが見頃との話を聞いて出かけてきました。
今、門前で参拝者の多さに驚いています。

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護摩堂を囲む山につつじが咲き誇っています。
この地を訪れた行基が、まわりが小丘に囲まれた地形を、衆生を救う仏の「弘誓の舟」になぞらえて、塩船と名付けたと伝わります。
この日は、火渡りの行を含む例大祭とあっての賑わいであったようです。
護摩堂の前は、このようになっていました。

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花を見に来たので、護摩供の行はさておいて、つつじの咲く斜面を歩き回ります。

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つつじの花を堪能しましたので、護摩堂前で行われている護摩供火生三昧修行を見物します。

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野外で行う護摩を柴燈護摩と言うそうです。
般若心教が唱えられるなか、護摩の火が燃えさかっています。
熱気で修験者の姿も揺らいで見えます。

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火渡りの行が始まりました。
渡り終えた修験者が瞬時、見せる表情が印象的でした。
緊張感が解け、「ぼくちゃん、やったよ。」と得意げな表情が瞬間、顔面を過ぎったと見たのは私だけでしょうか。


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塩船観音寺は真言宗醍醐派の別格本山だそうです。
初夏のころは紫陽花が境内を彩るそうです。
お寺の案内に曰く「歴史薫る花の寺」、
また来よう。


塩船観音寺とは関係のない話ながら、
醍醐寺といえば、後醍醐天皇の傍に仕えた文観が座主を勤めたこともあるお寺ですね。
文観は鎌倉幕府の調伏を行って硫黄島に流罪となった人物ですが、
真言宗立川流の僧としても知られています。
髑髏本尊などを拝んだ立川流は江戸時代に邪教として弾圧を受けて滅んでいます。
焚書により正確な教義も伝わっていないようです。
真言宗のお寺には迷惑なことでしょうが、立川流の流れを汲んでいるのではと、つい想像することが癖になっています。

つぎは青梅大祭を見物します。



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